Lealue lealue❇

日々を徒然るままに。想うまま暮らす。

魂は何処へ逝くのか?

晩年は病院通いで休みもゆっくり出来なかった。検査入院のはずが、そのまま父は逝ってしまった。あまりに急で、思いもよらない病名を告げられて、本当にあっと言う間に。

語り尽くせない父への思いは、恨み辛み憎しみ悲しみ憐れみ。ネガティブな事ばかり。

私ができる最大の復讐は結婚をしないことだった。娘と手を組んでバージンロードを歩く父の夢など絶対に叶えてやるものか。

感謝の手紙など書いてやるものか。ましてや子供など産んでやるものか!

 

毎日毎日眠りにつくとき、明日はお父さんが死にますように。と願いながら眠っていた子供時代。こんな感情しか持てない私は人間じゃないのかもしれない。

 

ひっくりするほど呆気なく、終わった。もう、願わなくていいのだ。

父が死んだ日、私も死んだのだ。

結局は何も残らない。2つの魂は何処へ?

 

Lealue