Lealue lealue❇

日々を徒然るままに。想うまま暮らす。

ユダヤの人


私が仕事でLAにいるときの

シッパーさんは素敵な女性で、

メルローズに歩いて行ける位の

ところにお家があった。

日本の様に塀で囲まれていない、

芝生が広がる表玄関のアプローチ

はオールドレンガが規則的に並び、

裏庭にはプールがあった。

平屋だけど、大きな素敵なお家

だった。

 

仕事で行っても、プライベートで

行っても面倒を見て頂いて、夜の

LAを遊びに連れていってもらったり

今、一番ホットな場所を教えて

もらったり、頼りになるお姉さん

でした。

 

 

彼女の旦那様はユダヤの人でした。

たまたまランチをご招待頂いた際に

仕事から帰っていらして、頭に黒い

帽子のようなキッパを着け、一目で

ユダヤと判った。

 

彼女の暮らしはとても豊かに見えたし、

幸せですね。と言ったら、そうでもない

と返ってきた。

そもそも、日本人と一緒になった事で、

彼自身はユダヤ人の中でも低く

見られているという。

ユダヤ人はユダヤ人と結婚して

より強く民族の繋がりを強固なもの

にしていくのが普通らしい。

また、ユダヤの組織は互助会制度の

様に資金を出しあい、担保が無くとも

無償で無利子で貸し合うという。

豊かなものが、貧しいものを引き上げ、

全体の底上げをして民族が穣になると

言うことだ。

 

 

何故日本人と一緒になったのか聞くと、

ユダヤの商売センスと日本人の頭の良さ

か合わさったら、恵まれたスペックを

持ち合わせた子どもが生まれるだろう

と思ってね。と彼は答えた。

 

ユダヤユダヤで濃い血に成り

すぎてはいけない。

新しい血が必要なんだと言った。

 

 

日本では多分することのない会話内容。

アメリカだなぁ。

 

彼に気に入られたんじゃない?

珍しいわよ。彼が外国人と話するの。

 

私はあまり宗教に詳しくない。

偏見もない。キッパの事も物珍しくて

色々質問してしまった。

変わった奴だと、面白がられたの

だろうか?

 

 

ランチ後、旦那様はこれからNYの

ビルを買いに行くんだ。と言って

去っていった。

 

 

レベルが違う…。

 

 

Lealue🏢